コスモのハイオク虚偽表示のニュースがありました。
ハイオクガソリンを入れることでエンジンの性能がアップするという都市伝説が未だにあるので解説しておきます。
ガソリンのオクタン価
ハイオクガソリンとレギュラーガソリンの違いについてですが、単純にオクタン価の違いです。
一般的なレギュラーガソリンのオクタン価は90オクタン、ハイオクガソリンは100オクタン。
オクタン価(オクタンか)とは、ガソリンのエンジン内での自己着火のしにくさ、ノッキングの起こりにくさ(耐ノック性・アンチノック性)を示す数値である。 オクタン価が高いほどノッキングが起こりにくい。
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ハイオクガソリンはハイオクガソリン仕様のエンジン用のガソリンなので、レギュラーガソリン仕様の車に入れる必要はありません。
ハイオクガソリンはオクタン価の違いの他、エンジン内を清浄する添加剤が入っています。
エンジン清浄目的でハイオクガソリンを入れるのはコスパ悪いです。
レギュラーとハイオクの価格差は100リッター当たり1000円、コスト的に考えて100㍑ごとにKUREスーパーガストリートメントを入れたほうがお得です。
ハイオクガソリン仕様の車にレギュラーガソリンは入れても良いか?
ハイオクガソリン仕様の車にレギュラーガソリンを入れた場合に起こる現象は、高回転域にパワーが出ないことくらいです。
ハイオクガソリン仕様の車はノックセンサーがついているため、異常燃焼が起こりそうになると自動で点火時期を遅らせます。
街乗りなど普通に乗る場合は殆ど差は感じませんし、影響もありません。
ボクはルノーのカングーを乗っています、カングーはレギュラーガソリン仕様ですが、フランス車のため日本のガソリンと比較するとハイオク仕様になります。
カングーの運転では高回転域など使う場面は日常でほぼありません、そのためレギュラーガソリンを入れていますが問題ありません。
サーキットでも走らない限り、ハイオクガソリン仕様車にレギュラーガソリンを入れても問題が起こることはありません。
古い年式の場合、ノックセンサーがついていない可能性があるので、その場合はハイオクガソリンを入れたほうがよいです。
レギュラーとハイオクの混合ガソリン
普段は街乗りしかしないしサーキット走行もしないが、どうしてもハイオク仕様にレギュラーを入れるのに抵抗があるなら混合してみてはどうでしょうか。
混合する割合次第ですが、オクタン価95にするにはレギュラーガソリンとハイオクガソリンを半々で入れれば良いと思います。
同じガソリン通しなので、混ぜて使うことは問題ありません。
ガソリン添加剤
レギュラーガソリン仕様車にエンジン清浄目的でハイオクガソリンを入れているのであれば、先ほど書いたKUREスーパーガストリートメントを添加することをオススメします。
KUREスーパーガストリートメントより価格は高いですがオススメはこちらです。
こちらはキャブ車のバイクにも効果大です、半年~1年に1本の使用で十分です。
ハイオクガソリンよりも効果は間違いありません。