機械加工のしごとの気になる年収

雑記

これから機械加工技術者を目指す人にとって年収は気になるところ

機械加工といっても使う機械の幅も広いし、業種も様々です

ボクが機械加工の仕事をはじめたきっかけ

きっかけ

僕は機械加工の仕事をはじめたのが2000年からなので、約20年携わっています

ボクはもともとモーターサイクル(バイク)のメカニックでした

将来は自分のショップを持つこと

ショップスタイルはカスタムショップで、オリジナルのパーツを販売を目指してました

パーツは自分で作れるようになりたかったので、

せっかくならプロになろうと思い転職を決意しました

居住地が埼玉だったこともあり、本田技研の本拠地です

求人広告にも機械加工の求人がたくさんありました

目を引いたのが、「F1のパーツや2輪のレール用パーツを作っています」

即電話しました

面接では、図面が読めるならOKと即採用

図面が読めるといっても工業高校で習う製図程度の知識です

ボクの経歴と年収

機械加工メーカー1社目

メカニックをやめて、最初の機械加工の会社はF1・2輪レース用部品や自動車関連部品の試作メーカーでした

本田技研と関連会社の専属でした

はじめて担当したのは汎用旋盤

ステップアップしてNC旋盤と併用

配置換えでフライス・マシニングセンター担当に

CAD/CAM導入でこちらも担当しました

入社4年目にはマシニングセンターのメイン担当となり、下の教育も担当しました

機械加工業一社目の年収

初年度は366万円

4年目には550万円

機械加工メーカー2社目

機械加工をやってるといろんなモノを作ってみたくなります

そして各社腕自慢をするのが当たり前です

ボクも他の会社で自分の腕が通用するか試したかったのと、

5軸の加工をマスターした気持ちで転職を決意

2社目はHPに、どうだ!と言わんばかりの加工サンプルを載せたり

展示会ではゴリゴリの5軸加工サンプルを展示するような会社でした

面接では自分の持つ腕前をアピール(今思えば大したこと無いです)

給料は現状の550万以上を交渉

さすがに腕も見ずに要求額は飲んでもらえませんでしたが450万円からスタート

能力に応じてアップしてもらえるという条件で採用になりました

2社目の会社はマシニングセンター専門、旋盤加工は外注

ボクは経験者ということで、2日目から図面を渡され早速仕事を開始しました

幸い機械は以前使用していたメーカー・機種は同じ、問題なく加工開始する予定でした

しかし、問題発生です

機械のセッティングがまるで違い、アラーム出しまくりです

使用してるCAD/CAMにも慣れず、思うように仕事がはかどりません

入社1週間目には徹夜を経験、とんでもない選択をしてしまったなと転職を後悔しました

しかし、慣れるもんです

3か月目にはふつうに仕事をこなせるようになり

半年たった頃には、面接時に要求した550万円まで増額してもらいました

入社して5年目には5軸担当、他の誰よりもCAD/CAMを勉強したおかげで

誰よりもCAD/CAMを使えるようになっていました

5年目の年収は600万円、先輩は更に100~200万円多くもらっていました

更に3年、退職する8年目は620万円でした

機械加工業二社目の年収

8年目の年収は620万円

機械加工メーカー3社目

8年目に家庭の事情により引っ越し、3社目に移籍します

3社目は自動車部品メーカー

量産部品のラインオペレーターとして面接しましたが

加工のすべてに対応可能ということで生産技術へ配属

旋盤加工のラインを担当しました

旋盤は10年くらいのブランクがあるので最初は相当戸惑いました

しかし、それは初日だけ

ボク以外の皆さんはまともにプログラムも組めませんでした

できるのは機械メーカーが組んだプログラムの編集程度

今まで単品加工をしていたので、仕事の勝手になれるのは一苦労でした

機械は昭和のもの多く、CADは2D+手描き図面、CAMは無し

某生産方式を採用している割にかなりの非効率でした

現場は効率的に動いています、さすが某生産方式

間接部門は効率化されてなく、仕事しにくい環境でした

機械加工業三社目の年収

2年目で400万円

地方工場ということもあり、200万以上ダウンです

同じ課のメンバーは高専・大卒でしたが低すぎです

現場のオペレーターは、夜勤・残業が基本なのでボクらよりだいぶ良いらしいです

機械加工4社目

現在の会社です、実はこの間に2社あるのですが、機械加工ではないので省略します

現職は工場立ち上げ中のため年収は参考にならないのでカットします

機械加工業の職種

機械加工といっても多種多用

旋盤・フライスはメジャーですが、歯車加工だとホブ・シェーパー・歯車研削

研削も、平面研削・円筒研削・プロファイル等々、書ききれないほどです

マシニングセンターとNC旋盤が最も多く、ベースとなります。

部分的に他の加工が必要なために別の機械を使いますが、最近は工程集約がトレンド

旋盤で刃切りができたり、マシニングで旋削ができます

会社によってはCAD/CAMは専属はいます

専属でも加工を知らないとプログラムは組めないので両方のスキルが必要

品質保証も専属のところもあります、検査専門なので測定器の操作スキルが必要

営業、こちらは全く加工経験が無い場合も多いです

そのほか、保全や管理部門もあります

小規模の会社は数人で仕事を回すため、加工以外の間接業務は社長がやることもあります

機械加工の業態

ボクが経験してきたのは試作・単品加工、量産加工です

大きく分けてこの二通りです

量産は作るモノが決まっているので、

工程改善や工数削減、不良率削減などの取り組みは結構楽しいです

小ロット多品種(単品加工)は毎回違うものを作ります、

ほとんどの場合は専門工場化しているので極端なばらつきはありませんが、

毎回加工検討や見積もりを行うのでしんどいですが、単価は高いです

したがって、小ロット多品種(単品加工)で工数削減を頑張ると売り上げがガツンと上がります

売り上げに伴い報酬も増えますね

実際に加工はメインで行わない、生産技術専門の会社もあります

5軸のプログラムや治具設計などがメイン業務です

どんな業界が年収が高いか

製造業、特に小ロット多品種は社員へ還元している率がとても高いと思います

しかし、基本給を高く設定していると突発的な不景気(新型コロナウイルスの影響)が起こっても高い給料を支払う必要があります

ほとんどの場合は基本給は低め、他に手当がついて残業代がプラスされてが基本です

景気がいいと残業して稼げという社長がほとんどです

同じ機械加工の会社でも設備やエンドユーザーの業種でも売り上げ(=報酬額)は差が大きいです

ボクが機械加工を始めた最初の会社は、エンドユーザーは自動車でした

それなりに景気が良かった分野でしたので売り上げは多かったです

20年前の売り上げは4000~6500万円/月(社員10名ほどです)

現在売り上げは1200万円/月程度です

給料は中堅社員で500~600万円/年が普通でした

半導体関連も2年ほど前は良かったそうですが、2020年現在では悲惨な状態だそうです

会社を選ぶ際は、会社の設備・技術以外にどの分野の製造をしているかも重要です

まとめ

機械加工の仕事はとても楽しく、やりがいのある仕事です

業界によって報酬はまちまちですが、職人と呼ばれる業種の一つでもあります

転職の回数はデメリットにはなりません

かえって経験を積んだ証拠として評価されます

マシニングセンターメインならCAD/CAMスキルは必須です

触れる程度ではダメです、誰よりも使える自信が持てるまで使い倒しましょう

今ではfusionなど無料で利用できるCAD/CAMもあります

スキルを磨くのもタダでできる世の中です

YouTubeでも加工動画は山ほどあります、”機械の前に立ってなんぼ”の時代は終了です

人の見てないところでスキルアップしましょう!

YouTube
YouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。
タイトルとURLをコピーしました